目黒通りの壁面収納家具店     R-au-M3/ラウム

愛着あるモノに囲まれて楽しく上手に暮らそう。

日常的に使うための収納、決まったものだけを使うわけではありません

      2016/08/21

【第3回:吉田 淳乙 氏 Part3 / 本、珈琲カップ 編】雑誌、本、写真集、そして食器へと

さて、ディープな話もお聞きしながら、吉田さんへのインタビューも第3弾となりました。

前回まで、音楽から映画へと話は広がりましたが、今回は、更に違う方面へと発展していきます。

 

紙媒体は、優先順位があまり高くありません

 

ー中学一年から、『レコード芸術』という雑誌を熟読されていたとなると、雑誌も膨大になったのではないですか?雑誌もどこかに収納されていますか?

それが雑誌は、ほとんど捨ててしまって実家にもありません。自分は、雑誌のような紙媒体は、あまり執着がなく捨ててしまうようです。

ーそう言えば、博学の吉田さんなのに、本が少ないのが気になっていました。

そうですね、中学〜高校で、新潮文庫と角川文庫で普通に書店で売られている本は、恐らく全て読んだと思いますが、ほとんど売ってしまいました。本や雑誌に関しては、優先順位があまり高くなかったのかもしれません。

ーさらっと言われましたが、新潮文庫と角川文庫、全て読んだ、というのも凄い話ですが。

全部読んでおいて、こんなこと言うのも変ですが、特に小説を読むのは本当に苦手です。自分のなかで、音が鳴っているのです。小説を音がある状態で再生産するというか。朗読しているような感じなので、作者の作った生々しい世界に付き合わされるので、疲れてしまいます。

ーそれはきっと、本をサクサク読む人と脳の使っている部分が違うのでしょうね。

そうかもしれません。最近はビジネス本ばかり買っていて、これも用が済むとすぐに捨てたり、売ったりしてしまいます。売らずに手元に残っている本といえば、プラトン全集だったり、アランの『幸福論』やトーマス・マンの『魔の山』、サン・テグジュペリだったり、変な(?)本ばかりです。中上健次も小説は全て売ってしまいましたが、唯一『鳥のように獣のように』だけは残っています。(笑) 

いつか、全ての仕事を引退して、時間がたっぷりできたら、川端康成の全集をじっくり読みたい、なんてことも考えています。

ー写真集、画集などは買われませんでしたか?

写真は、自分で撮るのも好きだったので興味はありますが、写真集は買わないですね。強いて言うなら、ポートレートを上手に撮る人が好きです。特に正面からの写真。例えば、『Dennis Stock』とか。James Deanの写真で有名なカメラマンです。

https://pro.magnumphotos.com/C.aspx?VP3=CMS3&VF=MAGO31_10_VForm&ERID=24KL53ZKDJ

ポートレートって、簡単そうで、本当に難しいんですよ!一瞬を捉えるのが。

 

止まっているものは苦手、流れているものが好き。

こうして話をしているうちに、気付きましたが、きっと自分は静止しているものが苦手なんだと思います。なんだか自分が、そこに縛り付けられてしまう、という感覚があるのですね。そういう意味でも、絵画も嫌いではありませんが、それほどではないのかもしれません。美術館でも、自分は絵を見る時間がすごく短い。よく1枚の絵を、ずっと見ていられる人がいるじゃないですか。父も1枚の絵の前に30分くらい立っていたりしていました。自分には考えられない。

音楽や映画は、どんどん流れていくイメージ。そっちの方が自分には合っているように思います。小説は、作者のリズムと合ってくるまでが辛い。リズムが合ってきて転がりだすと、ようやく楽しめる。作者との相性が重要なのです。そう意味でいうと「北 杜夫」は、すっと入っていきやすかった。

 

本や音楽、映画をそんな視点で考えたことはありませんでした。そう考えてみると、自分は吉田さんと反対で止まっている方が得意かもしれません。

ここで、急にガラッと話題が変わって、珈琲カップのお話をお聞きしていきます。

 

道具を変えることによって、色んな世界を演出できる

 

ー珈琲カップが増えていくようになったきっかけは何ですか?

20歳の頃に、千歳烏山のこだわりの喫茶店でバイトをしていたことがあって、家でも珈琲を淹れる練習をしていました。その時に普通のマグカップでは、あまり気分が出ないので、Wedgewood等のイングリッシュ・カントリーのカップを、当時の自分には高かったですが奮発して買ったのが始まりです。

cup_2

写真の一番手前とその左のセット(色違いで2種類)は、特にお気に入りの品

 

ーそうだったんですね。家で珈琲を淹れる練習するあたり、さすがです。

かなりの数、売って手放してしまったので、ずいぶん少なくなりました。実家に置いて来たものもかなりあるので、ここにあるのは割とよく使う一部だけです。

cup_1

基本的にペアで購入されるので、2セットずつのカップ&ソーサーがずらり。

 

ーいえいえ、これでも充分たくさんありますよ!  このなかでも、よく使うものは決まっていますか?

ローテーションですね。その時の気分だったり、比較的、色々と使います。マイブーム的に決まったものばかり使うことはないです。

普通の安いティーバッグの紅茶でも、気に入ったカップで飲むと、美味しく感じるんですよ。ベランダのテーブルを、イングリッシュ・ガーデンに見立てて紅茶を飲んだりすることもあります。笑われてしまうかもしれませんが、別に何の用事も無いのに、わざわざスリーピースのスーツを着てウィングチップを履いて、ベランダで紅茶を飲むのです。それが、また楽しいんですよ。道具を変えると色々な世界を演出出来るのです。

ー良いですねー、そういう人、大好きです!

今はしていないですが、本当は食器を飾るためだけのテーブルを部屋に置きたいんです。観賞用に、好きな食器を並べて飾る。絵や壷を飾るのと同じ感覚です。

ジャンルは違うかもしれませんが、この感覚、ちょっとわかります。好きなモノは、やっぱり、毎日眺めていたい。

常に目に見えるところに飾りたい、という気持ちありますよね。

 

また、話題が変わりますが、収納に関してのお話もお聞きしました。

 

ミニマリスト?本当にそんな人いるんですか?

 

ー収納に関する話をさせていただければ、と思います。 最近、最小限のモノで生活する「ミニマリスト」というスタイルが流行っています。

本当に、そんな人っているのですか? ああ、「フランス人は10着しか服を持たない」なんて本もありましたよね。よくわからないなぁ。

ー書店にいくと、すごい数の本が並んでいますよ。実は、このブログを始めたきっかけでもあるのですが、自分としては、今回の吉田さんのように、好きなモノに囲まれている生き方が、楽しいし、魅力を感じるのです。もちろん、色んな価値観があるから楽しいと思います。

ええ。

ー最後に、私どものシステム収納の面材サンプルを見ていただけますでしょうか?

colorsample

これは、頑丈そうですね、これなら棚もたわんだりしなさそうです。

ーこの中でもし、お部屋に設置させていただくとすると、私どもR-au-M3の面材の中で、どの色が良いと思いますか?

床の色や、部屋全体の感じからすると、この色ではないでしょうか?

ウォルナットをお選びいただきました。また、システム収納についても、資料を元にご説明をさせていただきました。

http://r-au-m3.jp/

ー本日は、長いお時間、本当にありがとうございました。想像していた通り、楽しすぎました。

お疲れさまでした。


というわけで、記念すべき最初にご登場いただきました吉田さんのインタビューを、3回に渡ってお送りいたしました。今回の話に登場したテーマ以外にも、靴や時計、洋服もこだわりがあり、最近ハマっているワインも含めお聞きしたいことは、まだまだあるのですが、これにて終了いたします。 ありがとうございました。

 

 

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